皆様こんにちは。川崎市歯科医師会会長の山内でございます。

平成30年6月3日(日)中原市民館において、お口の健康フェア2018を開催いたしました。

この「お口の健康フェア」は、川崎市と川崎市歯科医師会との共催で昭和56年から始まり、今回で38回目を迎えました。本年は来場者2803名と多くの市民の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございます。そして本年も川崎市より福田市長御自らご参加いただきました。大変ありがたいことと感謝いたしております。

 また、「歯っぴい家族コンクール」・「高齢者よい歯のコンクール」で受賞された皆様方本当におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。

さて、福田市長は「ともにつくる最幸のまちかわさき」のスローガンのもと地域包括ケアシステムの構築を川崎市の最重要施策の一つとして位置づけ実施しているところです。これは住み慣れたここ川崎でお子様からご高齢の方々まで皆様が安心して暮らしていただくための様々な取り組み、仕組みづくりを行うことであります。

その中で私たち川崎市歯科医師会はお口の健康づくりや歯科医療を通じて市民の皆様の健康づくりをお手伝いして、さらには健康で長生き、健康長寿につなげていただければと願っている団体であります。もちろんこの活動は私たち歯科医師会だけでできるものではなく、毎年お口の健康フェアにご協力いただきている多くの団体、企業や職種の皆様が川崎市と協力しながら進めているところであります。

ところで皆様はセルフケアという言葉をご存知でしょうか。これは自らの健康は自ら守るという意識を持って行動することであります。「歯っぴい家族コンクール」・「高齢者よい歯のコンクール」を受賞された皆様方は、自らお口の健康に気をつけ、ご自身や家族の健康を大切にしていらっしゃる方々です。このような健康感の高い方々が益々増えることで、さらに健康で魅力的な川崎市づくりが達成されるものと信じています。

本年のテーマは「オーラルフレイルってなんだろう?」ですが一言で言うならお口の機能の衰えのことです。高齢者の認知症対策と同様に今後重点的に取り組んでいかないといけない問題であろうと思います。

その為、川崎市歯科医師会ではオーラルフレイルの啓発等様々な事業を展開していきます。市民の皆様が生涯に亘り健康で長生きできることを願い、そのお手伝いが出来ればと考えております。

公益社団法人 川崎市歯科医師会会長 山内 典明

お口の健康フェア2018-ご挨拶