「Dentistry is a Work of Love」

公益社団法人川崎市歯科医師会 会長 松山知明

歯科医療は尊い愛の仕事である。

 この言葉は大正15年、内村鑑三氏が歯の苦痛から救ってもらった時に歯科医師に述べたお礼の言葉です。私たち「歯科医師」は歯科医師免許をもって国民の歯科医療、保健指導を掌るというミッションを共有しています。21世紀になり日本人は100年人生を迎えています。その人口は1億2500万人であり、日本人一人ひとりが、かけがえのない人生をおくっています。

 歯科医師は現在約10万5千名ですが、我々が果たすべき役割が、十分になされているとは到底言えません。日本の全ての人の噛める喜びを倍増し、噛めない悲しみを減らすために変えなくてはならない仕組みや壁が無数にあります。それには歯科医師免許を持った人が一緒になって知恵を出し合い、組織としても個人としても立ち向かわねばなりません。歯科医師会はそれを実現するための唯一の団体なのです。ともに未来を創りましょう!

 

 

What is 歯科医師会?

 

歯科医師会ってどんなところ?

公益社団法人川崎市歯科医師会は会員数517名(2021年12月末現在)を数え、2019年に創立100年を迎えました。
川崎市歯科医師会は、地域とつながるコミュニケーションの入り口です!会員同士が助け合い、ともに学び、仲間として地域の医療・福祉へ貢献しています。
地域の皆さんから「ありがとう」と親しみをもって信頼される社会の一員を目指しています。

 

歯科医師会のメリットって何?

いま、歯科界を取り巻く環境は大きく変化しています。
患者さんの獲得、患者さんからの苦情、レセプトの査定・返戻、集団・個別指導への対応など不安に感じたことはありませんか?歯科医師会では安心して医院経営ができるサポート体制が会員を支えています。

1:「お口の健康フェア」による保健啓発活動、1歳6か月児・3歳児・各学校の健診や企業健診など様々な事業を展開して、地域の皆さまの予防習慣、受診の輪を積極的に広げています。

2:自分では手に負えない患者さんはどこにお願いすれば・・・?そんなとき、かかりつけ医として安心して患者さんを紹介できる地域病院との連携システム、障がい者診療の歯科医師会との連携システムなど地域のニーズに応える医療体制が出来ています。

3:医療保険や医療安全などの情報を定期的に提供するほか、保険請求・返戻・査定の相談にのるサポートシステムがあります。

百聞は一見にしかず、まずは見学から私たちの活動をのぞいてみませんか!

 

信頼できる仲間を増やしてみませんか?

川崎市歯科医師会は、同窓の仲間との再会、様々な大学の出身の先生との出会いの場でもあります。同じ世代、また経験豊富な先輩先生方との交流は、お金を払っていける講習会からは決して得られないものがあると思います。
これまで悩んでいたことも一気に解決!気軽に相談でき、信頼しあえる仲間を作りませんか!

 

 

行政と連携し

地域に向け幅広く

事業展開できます。

 

地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)
#1歳6か月児健診 #3歳児健診 #健康相談・講演会 #口腔機能向上プログラム
 

 

会員診療所
歯周疾患健診登録医療機関 #フッ化物推進医療機関 #歯っぴーファミリー健診診登録医療機関 #診療所口腔がん審査登録医 #在宅歯科医療地域連携室協力医
各種健診および検診
#施設健診 #企業健診 #口腔がん検診 #学校健診 #保育園健診
会館診療所・センター
#休日急患診療 #高齢者診療 #スペシャルニーズ診療


個人では出来ないことがあります。
視野を診療所からさらに外に広げ
川崎市歯科医師会を通じて
地域社会に活躍の場を見出してみませんか!
会員一人ひとりが地域の人たちから信頼を得て、
かかりつけ医としても
明るい展望をもっていけるものと信じています。

 

 

 

歯科医師会の活動


リアルタイムな医療保険情報と適切な指導

川崎市歯科医師会では医療保険部委員会が設置されていますので、リアルタイムで会員に情報を提供。返戻レセプトへの対処をはじめとした、会員からの様々な相談に随時対応しております。

1:医療保険講習会の開催
診療報酬点数改定はもとより、各区ごとに医療保険の役員・委員による講習会を開催しています。保険請求の事務・手続きや留意点を詳しく解説するとともに、会員からの疑問点にも回答します。

2:医療保険請求に関する情報提供
保険請求の変更点は医療保険の委員を通して会員へ随時提供されます。(但し、日本歯科医師会および神奈川県歯科医師会会員であること)様々な医療保険に関わる情報は会員のホームページにアクセスして知ることが出来ます。

3:指導などの相談
医院開設者の新規指導の際、あるいは関東信越厚生局による個別・集団指導の対象となった場合もご安心ください。気軽に相談いただければ、医療保険の役員・委員が適切なアドバイスをしてくれます。

 

実益を兼ねた豊富な生涯研修システムを推進
施設基準獲得のための講習会、スタッフ教育にも適しています

1:会員本人研修
保険請求上必要な各種施設基準獲得のための講習会やその時々のトピック的な各種学術講演会を数多く提供するほか、乳幼児健診から高齢者診療、認知症対応などを対象としたライフステージ対応研修プログラムを組んでいます。年間を通して計画的な自己研鑽を積むことが出来ます。また、日本歯科医師会生涯研修プログラムに参加することが出来ます(但し、日本歯科医師会会員)

2:会員スタッフ研修
医療安全などに対応して、会員家族やスタッフが参加可能な講習会を開催しています。
自院の医療管理がスタッフ教育も兼ね一緒に学べます。
毎回、多くの方に参加していただいて好評を得ています。

 

登録医制度を活用した地域貢献

登録医制度を活用して、会員資質の向上をもって会員の地域貢献の場を、そして患者さんの受診の輪を広げる努力をしています。

1:訪問診療および各種診療事業への参加
高齢者社会、救急医療への対応が迫られています。川崎市歯科医師会では「スペシャルニーズ歯科診療(旧障害者歯科診療)」「休日急患歯科診療」を川崎市歯科医師会館診療所・中原歯科保健センター・百合丘歯科保健センターで行っていて、登録医制により研修を受ければ診療事業(事業報酬あり)に携わることが出来ます。また、「在宅歯科医療地域連携室協力医」にご登録頂く事によって在宅訪問歯科診療に携わる事が出来ます。

2:予防健診の意識を高める歯周疾患検診制度・歯っぴーファミリー健診制度
川崎市歯科医師会は川崎市(行政)から歯周疾患検診事業や妊産婦およびパートナーに対する健診などを委託されています。受診券を受け取った市民は、川崎市歯科医師会が推薦する登録医療機関を受診するシステムになっています。

3:保育園健診医・学校歯科医を推薦
川崎市内の保育園の健診医、小・中・高等学校などの学校歯科医を川崎市(行政)に推薦しています。健診だけではなく、お口の健康にかかわるアドバイス、保護者会講話など健康教育にも積極的に取り組み、乳幼児、学童期からのお口の成長を育む環境づくりに力を入れています。

4:環境支援に向けたシステムづくり
児童相談所に一時保護された子どもの生活支援の一環として、定期健診から在宅支援、療養施設入所後の治療につなげる体制を構築しています。
働き盛り世代については、企業健診に参入し、産業歯科保健分野の拡充に力を注いでいます。

 

会員相互の親睦を深めます

1:クラブ活動が健康のみなもと
野球部やゴルフ部など、会員みんなで元気に楽しくをモットーに活動しています。

2:会員・家族・スタッフのレクリエーション
コロナ禍で残念ながら現在は中止されていますが、復活できることを願っています。

 

 

安心して安全な医院経営のために

 

医療安全対策:感染症対策、医療事故など医院管理に関する情報と対応策を迅速に伝達。院内ポスターや院内防護マニュアルを作成するほか、診療中の発作、ショックに備え、救急薬品を二年ごとに配布(有料)しています。

事業融資:歯科医師会では神奈川県歯科医師信用組合との提携のもと管財融資を行っています。川崎市歯科医師会かつ神奈川県歯科医師会の会員で、神奈川県歯科医師信用組合に加入すれば利用することが出来ます。

新規個別指導対策:医院を開設しておよそ1年後、新規個別指導が必ずやってきます。歯科医師会の会員が指導に向けての準備やポイントを丁寧にアドバイスします。また指導当日は希望者の方には会員が立会人として同席します。

健康診断川崎市歯科医師会かつ神奈川県歯科医師会の会員で、神奈川県歯科医師国民健康保険の加入者とその家族は、歯科医師会と契約している施設にて、健康診断・人間ドックを年一回受けることが出来、費用の補助があります。また、求人広告に記載可能で、スタッフの福利厚生の一環としても魅力があります。

福祉共済制度:会員が疾病・事故で診療に従事できなくなったときや亡くなったとき、お見舞金や弔慰金を贈る制度があります(疾病見舞金制度・弔慰金制度)。事例があった場合疾病見舞金と弔慰金は会員一人あたりからそれぞれ500円、1000円が集められ支給されますが、会員相互扶助の精神によって成り立っているとても良い制度です。
歯科医師会に加入することで自動付帯となる保険≫
川崎市歯科医師会・神奈川県歯科医師会・日本歯科医師会の3つに加入すると福祉共済保険制度により、病気や事故で死亡時及び高度障害を受けたとき保険金が最大約1700万円支給されます。その他、風水害・地震・火災でも保険金が下ります。
≪神奈川県歯科医師会会員が原則自動的に加入済みの保険≫
●団体医療保険(神奈川県歯科医師会)
病気やケガによる入院を1,000日まで補償いたします。
神奈川県歯科医師会会員でかつ一種会員の先生が原則自動的に加入済みの保険
●医師賠償責任保険
1.日本国内で行なった医僚行為によって患者の身体に障害が発生した場合、歯科医師が患者に対して損害賠償金を支払わなくてはならない場合、この賠償金を保険金としてお支払いします。(対人賠償)
2.ユニットの給排水管からの階下への漏水事故、患者の所有物を破損汚損させてしまった場合などの確定した損害賠償金を保険金としてお支払いします。(対物・施設賠償)
(注)勤務医・歯科衛生士・歯科助手は任意加入。

 

 

ともに学びあい

地域とつながる

生涯学習の場となれること

それが

川崎市歯科医師会です。

 

会員の先生から直接話を聞きたい、

あるいは見学を希望される方は、

お気軽に川崎市歯科医師会事務局に

ご連絡、ご相談いただければ幸いです。