健口かわさきコラム NO.7

近年、マイナンバーカードの普及により、 歯科診療所にて、保険情報(資格)のみならず 服薬情報も把握出来る様になりました。
しかし、回線の不具合により、上手く受け付けが出来なかったり、また、診療所によっては 対応出来ない場合もあるので、受診の際、 お薬手帳があれば、可能な限りお持ちになる様にして下さい。

歯科を受診する際、特に注意が必要なのが ビスフォスフォネート製剤です。骨粗鬆症や 癌などの予防や治療に用いられる事があるので、整形外科で出される事が多いです。
口から飲む場合と、注射を用いる場合があります。
経口薬 アクトネル、ベネット、ボノテオなど
注射薬 ゾメタ、プラリア、ランマークなど
長期にこれらの薬を使っていると、歯科で 抜歯などの外科処置を行なった際、顎の骨の 炎症により、顎骨壊死を引き起こす場合が、 頻度は低いですが、あります。一度、発症すると、対応が大変なため、注意が必要です。

 

公益社団法人 川崎市歯科医師会 医療管理部記

お薬手帳もお忘れなく